下着に使われている「素材」の話~合成繊維~
下着を購入する際にチェックする方も多い「素材」。
お肌が敏感な方は、特に気になりますよね。
今回は、エレーヌのアイテムによく使われている素材の特徴をご紹介していきたいと思います。
繊維の基礎知識
素材(繊維)には、大きく分けて「天然繊維」と「化学繊維」の2種類があります。
エレーヌのアイテムによく使用されているのは、化学繊維の中でも合成繊維とよばれているものです。
ナイロンやポリエステル、ポリウレタンなどがそうです。
天然繊維
├植物繊維・・・綿、麻
└動物繊維・・・絹、毛
化学繊維
├再生繊維・・・レーヨン、キュプラ、ポリノジック、リヨセル
├半合成繊維・・・アセテート、トリアセテート
└合成繊維・・・ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル
化学繊維、合成繊維とは
化学繊維は、人工的に作られた繊維です。
天然繊維と同等な性能、もしくは天然繊維にはない性能を持つように開発されています。
合成繊維は、化学繊維の中でも主に石油を原料とし、化学的に合成された繊維をいいます。
ナイロンの特徴
非常に強く、光沢の美しい繊維です。
しわになりにくく、虫やカビの影響も受けにくい特長があります。
短所としては、吸湿・吸水性が低いことと、紫外線で黄変してしまうことが挙げられます。
ポリエステルの特徴
非常に強く、光沢の美しい繊維です。
しわになりにくく、型崩れしにくい特長があります。
虫やカビにも侵されません。
また、乾きが早く、紫外線に強いのも長所です。
短所は、吸湿・吸水性がほとんどないこと、静電気が発生しやすいことです。
ポリウレタンの特徴
伸縮性が大きい繊維です。
伸びても元に戻る、復元力に優れています。
また、軽いことも特長です。
短所は、吸湿・吸水性がほとんどないこと、紫外線で黄変すること、熱に弱いことです。
一見すると「吸湿・吸水性がない」「静電気が発生する」など、「インナーとしてどうなの?」と思われるかもしれません。
しかし、これらの合成繊維をはじめ、様々な繊維を織り交ぜることで、それぞれの短所が補完されるなどして、着心地や機能性を追求したインナーが出来上がります。
ぜひ、お手持ちのインナーの素材をチェックしてみてくださいね。
天然繊維やその他の化学繊維については、また次の機会にご紹介できればと思います。